日帰り白内障手術〈多焦点眼内レンズ取り扱い〉

myopia

近視進行抑制治療

近視とは、目に入った光線の焦点が、網膜より手前になっている状態です。近くのものははっきり見えますが、遠くのものがぼやけて見えるため、眼鏡やコンタクトレンズなどが必要です。
近視の原因には遺伝と環境の両方が関与しています。タブレットやゲーム、スマホなどの長時間の使用は近視が進行する原因とされています。強度近視は、緑内障や網膜剥離、近視性黄斑症など、失明の原因となる病気のリスクが高くなることが分かっています。このような病気を防ぐために、小児期に近視の進行を予防することが非常に大切です。

近視の進行予防のために心がけて下さい

■外遊びの時間を増やし、1日1時間は屋外で過ごすようにしましょう
■本を読んだり勉強をする時には、十分に明るい部屋で、30cm以上、離しましょう
■30分に1度は遠くを見ましょう
■スマホやゲーム、タブレットは、使用時間を決めてルールを守りましょう

近視進行抑制治療

身体の成長期に眼軸(眼球の前後の大きさ)が伸びることにより、近視が進行して、20歳~25歳で大半の方の近視の進行は止まります。成長期に近視の進行を遅らせ、最終的に強度の近視にならないようにするのが、近視の進行抑制治療の目的です。
親御様が強度近視のお子様、低年齢で近視を指摘されたお子様にお勧めの治療です。
治療の開始時期は、近視の度数が弱いうちに始めるのがポイントです。 当院では以下の治療を行っておりますが、いずれも小学生低学年から治療可能です。

※下記の近視進行抑制治療はいずれも自由診療で、健康保険や医療費助成制度の適応外となります。
オルソケラトロジーは医療費控除の対象です。

1. オルソケラトロジー

寝ている間に、特殊なハードコンタクトレンズをつけて角膜の形状を変化させ、近視を矯正する治療法です。翌朝レンズを外すと、角膜が変形し、裸眼で見えるようになっています。

※裸眼で見えていても、近視が治っている訳ではありません。

オルソケラトロジー治療は、近視の度数や乱視の有無などによって、向き不向きがありますので、治療前に適応検査(自費5,000円)が必要です。適応がある患者様は実際にオルソケラトロジーをお試し頂けます。

※お試しは無料ですが、保証金をお預かりします。

料金
●適応検査 5,000円
●レンズ代+1年間の定期診察代
片目/100,000円 両目/160,000円
■2年目以降 定期診察 1年/4回/20,000円
■5回目以降 1回/5,000円
■レンズの作り替え
片目/40,000円 両目/70,000円

2. 低濃度アトロピン点眼薬

小児期の近視の進行を軽減させることを目的にアトロピンを配合させた点眼薬です。
シンガポール国立大学の臨床試験で近視抑制効果が証明されました。
小学生のお子様にお勧めの治療です。

〈マイオピン治療の流れ〉

屈折検査(近視等の度数の強さの検査)、視力検査、眼軸長測定、0.01%マイオピン点眼薬の処方

屈折検査、視力検査、0.01%または0.025%マイオピン点眼薬処方(3本)
※近視の進行が早い、0.01%での効果が不十分、より高い治療効果を希望などの患者様は、0.025%マイオピン点眼薬に濃度を変更します。

屈折検査、視力検査、1年ごとに眼軸長測定、0.01%または0.025%マイオピン点眼薬処方(3本)

●検査料金 1回 1,600円
●マイオピン
 0.01%   1本 3,000円
 0.025% 1本 3,300円

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